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エミリ・ディキンスンのhandwriting その4

dickinson2.jpg dickinson3.jpg

最後は最近届いた本 2冊。
『The Gorgeous Nothings』と『Dickinson Unbound』

『The Gorgeous Nothings』は、エミリ・ディキンスンの残した手稿のなかでも、とくに開封した封筒の裏や、扶養の紙の切れ端などに書きとめたものばかりを集めたもの。
その紙の様子にそって彼女が書いているのがとても楽しい。

レイアウトもとっても美しいです。

dickinson4.jpg

dickinson5.jpg

左側がエミリの書いた部分で右側がその裏側。
ページの裏表にレイアウトされています。

dickinson6.jpg

巻末のIndexがおもしろいのです。その紙の形ごと、封筒の宛先ごと、いろんな方向に文を書いているもの、斜めに封筒を使っているものなど、その紙のImage別のindex。

これは「Index of Envelopes by Page Shape Flaps and Seals」 のページ。

これを見たとき、以前青森県立美術館で見た展示を思い出しました。
なんの企画だったか、種差展のなかだったか、三内丸山遺跡から出土した小さな土器のかけらが、ぽつぽつとこんなふうに展示されていたのでした。


もう1冊は『Dickinson Unbound』。
これは彼女が残した手稿を、fascicle やloose sheet, また手紙に同封したものなどそのかたちのちがう段階毎に分析して彼女の詩にせまったもの。
研究書でがっつり読みごたえありそうです。

この本のなににひかれて買ってしまったかというと、そのタイトル。

Dickinson Unbound。

Unbound は、 unbind の過去・過去分詞形ですが、

      綴じられていないもの。解き放たれた。結び付けられていない。

エミリの手稿の様子、この本の内容とともに、彼女の世界も思いうかべるようなタイトルです。

(ちなみにシェリーの詩に『Prometheus Unbound』(その大元にアイスキュロスの『Prometheus Bound』)というのがあるようです)

dickinson7.jpg

こちらは、しばらく読まずにおいておこうかな。
まずはひとつひとつ、自分で、オリジナルで読んだり見たりして、近づいてみようと思います。

ずっと楽しめる本が、どんどん増えていく・・・。

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