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コトバ綴ジ

 

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教会@外海 1

oono2.jpg

クリスマスですね。

季節は5月とだいぶ前ですが、長崎の外海で訪れた教会を。
外海はキリシタンの里、明治にこの地に赴任し、外海の人たちの暮らしを信仰の面、暮らし向きの面ともに支えたド・ロ神父の里です。

前日に長崎県立美術館で山田うんさんと川合ロンさんのダンスをみたあと外海に向かい、美しい夕日を見た後、外海あたりで唯一のホテルに宿泊。
翌日朝から一日教会を訪れました。まずは大野教会堂。ド・ロ神父が建てた教会です。

ほんとうに小さな教会ですが、こんなところがあるのかと心うたれました。

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細い山道を少しのぼったところにあります。
マリアさまのうしろには外海の美しい海。

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マリアさまから教会のほうを見るとこんな感じ。
台風の強風などからいりぐちを守るためにこんなふうになっています。
アーチ形に水色の扉。

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そしてこの石積みの壁。ド・ロ様壁です。

このあたりでは昔から石を積んで塀や建物をつくっていたのですが、ド・ロ様は強度を増すために、石を積む際のつなぎを改良して使用。このような壁は「ド・ロ壁」と呼ばれているそうです。日本語の「泥」とも音が同じなのがおもしろい。
(石積みに興味がある方はこちらやこちらを)

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oono8.jpg

この窓のかたちも半円状。
アーチの部分にだけ煉瓦が使われています。

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マリアさまは教会のほうを向いて。

oono9.jpg

瓦には赤の十字が。

oono10.jpg瓦は日本の三つ巴文様。
三つ巴、ケルトのものとも似ているともいわれますし、ノルマンディ地方出身のド・ロ様、むこうのものとよく似たものがここにもあるなあと思ってらっしゃったりしたら楽しい。日本にはめずらしい石積みも、石の国からきたド・ロ様には親しみやすいものだったのかもしれません。



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少しはなれた出津教会に通えない信徒のためにド・ロ様がたてた教会。
残念ながら中は拝見できませんでした・・・。
が、そのたたずまいには見とれてしまいました。


天草の教会といい、小さな土地の人が大切にしてきたところにはとくに心ひかれます。

今年見た番組で心に残っているものに、東京芸大の仏像彫刻をしている学生さんを追ったETV特集があります。
おひとりが福井の若狭地方の仏像を模刻。彼女が模刻したのは大島半島の仏像でしたが、住職がいないお寺の仏像を守っているのは地元の檀家さんでした。また、ちょうど33年ぶりの御開帳があった観音様を見に出かけていたのですが、小さな集落で地元の人に大切にされてきた観音様。御開帳のときは観音様に赤い帯状の布がかけられ、それがお堂のそとに出ると白い布にかわり、集落中をめぐります。集落全体に御利益がありますように、という意味をこめて。

観音様をみにきた集落のひとたちが、心から「かわいい顔してるなあ」。
集落のひとたちと観音様。お互いにながいこと大事にしてきたんだなと。


外海の教会にも同じものを感じました。

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