やっぱり刈屋アナ。
キム・ヨナが金メダルでしたね。
真央ちゃんがあとにひかえて、ミスはできない状況で、見事にノーミスの演技。すばらしかったです。演技直後に彼女が流した涙を見て、彼女の抱えていたものも相当大きかったのだろうと、うるっときました。
銅メダルのロシェット選手。SPの直後、こらえきれずに「ママ」と涙を流した姿には誰もが涙を流さずにいられなかったでしょうね。
真央ちゃん。ずっと苦労してきたSPでトリプルアクセルを成功させたのを見て、途中から涙でした。今日もトリプルアクセルに挑戦して2度とも成功。途中でジャンプのミスが出てしまったけれども、あの曲、振り付け、ほんとうに見ごたえがありました。
演技直後のインタビューで、悔し涙がとまらなかった彼女。
表彰式がおわったあと、メダリスト3人が会場をまわる様子を映し出しながらの、実況の刈屋アナウンサーのことばに大泣きしました。
「浅田真央選手の本当に純粋な強さというのは、銀メダルでしたけれども、終わった後戻ってきて、キム・ヨナに負けたという敗北を真正面から受け止めようとする姿勢ですね。「やるだけやりましたからいいです」とか「自分では悔いはありません」とかいいませんでしたね。とにかくキム・ヨナに負けた、と。トリプルアクセルを2回とんだことだけはうれしいけれども、それ以外は不満である、とはっきり言いました。敗北を受け入れるというのはとても難しいことで、必ず何か言い訳したり、何か自分をなぐさめたりする言葉をいう選手がほとんどだと思うんですけど、でも彼女はオリンピックの勝負をかけた舞台で、そして負けた、ということを最初にいったことが、それが浅田真央選手のプライドだと思います。」
ただ単に、負けたけれどもアクセルには成功してすばらしい、なんていう感想ではなくて、本当に真央ちゃんのすばらしさを伝えてくれる言葉でした。
そのあと、今シーズンの戦いぶりについての話になりました。あのプログラムが今までの彼女のイメージに似合わない、重すぎる、要素がつまりすぎ、などの批判があったけれども、彼女自身の意志でそれを気に入って、ヤグディンのようなひとつの大きな作品を発表したいという気持ちがあった、という話を刈屋さんがしたあとの解説の八木沼さんのコメント。
「いつかは選手は自分の殻をやぶって変わっていかなければいけない。それがいちばん難しくて怖い作業。どんな得点がでるのか、もしかしたらダメになってしまうのではないか、自分がたちなおれないんじゃないか、ということを考える。でもあえて、それにオリンピックの年に挑戦することを自分自身で選んだことがすばらしい」
選手だった八木沼さんのことばだからこそ心に響きました。
真央ちゃんのことを書くのに、このふたりのことば以上のことは書けないなと思って、そのまま書きました。
それにしても、刈屋アナの実況は本当にすばらしい。選手についての情報量ももちろんだけれども、ひとりひとりの選手をちゃんと見ている「愛」のあるあたたかい実況。今日も鈴木選手が最高のパフォーマンスを見せ、最後のポーズをとった瞬間、「伝わりました!」なんて。それぞれにぴったりのことばを出してくる。真央ちゃんのすばらしいSPのあとのキム・ヨナの完璧なSPがおわったときの「撃ち返しました!」も絶妙。
そしてずっとフィギュアの実況をしていることもあって(アイスダンスのときにご本人がいっていたところによると17年!)、余計なものがなく、技についても本当に的確なのです。全組が同じ曲、同じ踊りのアイスダンスの規程の実況なんて刈屋アナ以外まかせられない!フリーのときでも、「カナダのカップルというのは、伝統的になんともいえない雰囲気をつくりだす」なんて、長年みてないとできないコメントで、これには解説の本田武史くんもなにもいえない感じでした。
そしてさらにお茶目なこともまじえるんですよねえ。アイスダンスのリード兄弟の時も「天使と悪魔をふたりで演じるわけですが、お姉さんが悪魔を演じることは満場一致できまったそうです」なんて。
トリノのときにも書きましたが、刈屋アナがまだ新人だった頃、福井でラジオ番組の司会などしていたころからの20年以上のファンですが、あらためて惚れ直しました!
真央ちゃんがあとにひかえて、ミスはできない状況で、見事にノーミスの演技。すばらしかったです。演技直後に彼女が流した涙を見て、彼女の抱えていたものも相当大きかったのだろうと、うるっときました。
銅メダルのロシェット選手。SPの直後、こらえきれずに「ママ」と涙を流した姿には誰もが涙を流さずにいられなかったでしょうね。
真央ちゃん。ずっと苦労してきたSPでトリプルアクセルを成功させたのを見て、途中から涙でした。今日もトリプルアクセルに挑戦して2度とも成功。途中でジャンプのミスが出てしまったけれども、あの曲、振り付け、ほんとうに見ごたえがありました。
演技直後のインタビューで、悔し涙がとまらなかった彼女。
表彰式がおわったあと、メダリスト3人が会場をまわる様子を映し出しながらの、実況の刈屋アナウンサーのことばに大泣きしました。
「浅田真央選手の本当に純粋な強さというのは、銀メダルでしたけれども、終わった後戻ってきて、キム・ヨナに負けたという敗北を真正面から受け止めようとする姿勢ですね。「やるだけやりましたからいいです」とか「自分では悔いはありません」とかいいませんでしたね。とにかくキム・ヨナに負けた、と。トリプルアクセルを2回とんだことだけはうれしいけれども、それ以外は不満である、とはっきり言いました。敗北を受け入れるというのはとても難しいことで、必ず何か言い訳したり、何か自分をなぐさめたりする言葉をいう選手がほとんどだと思うんですけど、でも彼女はオリンピックの勝負をかけた舞台で、そして負けた、ということを最初にいったことが、それが浅田真央選手のプライドだと思います。」
ただ単に、負けたけれどもアクセルには成功してすばらしい、なんていう感想ではなくて、本当に真央ちゃんのすばらしさを伝えてくれる言葉でした。
そのあと、今シーズンの戦いぶりについての話になりました。あのプログラムが今までの彼女のイメージに似合わない、重すぎる、要素がつまりすぎ、などの批判があったけれども、彼女自身の意志でそれを気に入って、ヤグディンのようなひとつの大きな作品を発表したいという気持ちがあった、という話を刈屋さんがしたあとの解説の八木沼さんのコメント。
「いつかは選手は自分の殻をやぶって変わっていかなければいけない。それがいちばん難しくて怖い作業。どんな得点がでるのか、もしかしたらダメになってしまうのではないか、自分がたちなおれないんじゃないか、ということを考える。でもあえて、それにオリンピックの年に挑戦することを自分自身で選んだことがすばらしい」
選手だった八木沼さんのことばだからこそ心に響きました。
真央ちゃんのことを書くのに、このふたりのことば以上のことは書けないなと思って、そのまま書きました。
それにしても、刈屋アナの実況は本当にすばらしい。選手についての情報量ももちろんだけれども、ひとりひとりの選手をちゃんと見ている「愛」のあるあたたかい実況。今日も鈴木選手が最高のパフォーマンスを見せ、最後のポーズをとった瞬間、「伝わりました!」なんて。それぞれにぴったりのことばを出してくる。真央ちゃんのすばらしいSPのあとのキム・ヨナの完璧なSPがおわったときの「撃ち返しました!」も絶妙。
そしてずっとフィギュアの実況をしていることもあって(アイスダンスのときにご本人がいっていたところによると17年!)、余計なものがなく、技についても本当に的確なのです。全組が同じ曲、同じ踊りのアイスダンスの規程の実況なんて刈屋アナ以外まかせられない!フリーのときでも、「カナダのカップルというのは、伝統的になんともいえない雰囲気をつくりだす」なんて、長年みてないとできないコメントで、これには解説の本田武史くんもなにもいえない感じでした。
そしてさらにお茶目なこともまじえるんですよねえ。アイスダンスのリード兄弟の時も「天使と悪魔をふたりで演じるわけですが、お姉さんが悪魔を演じることは満場一致できまったそうです」なんて。
トリノのときにも書きましたが、刈屋アナがまだ新人だった頃、福井でラジオ番組の司会などしていたころからの20年以上のファンですが、あらためて惚れ直しました!
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