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コトバ綴ジ

Category : みたもの

ガラス越しの

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大曽教会では桜も見ごろ。外の桜も窓にうつります。

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ガラスのゆがみ具合でこんなグルグル。

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くもりのむこう

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今回の五島行きでは、ほぼ上五島のみをみてまわりました。

教会をめぐっていったのですが、教会のなかは撮影禁止です。
天井の装飾等息をのむようなものもたくさんあるのですが、いちばん心惹かれるのはその場所にただよう空気や光。そこをつくりあげたひとたちの信仰。
私の腕ではどちらにしてもうつすことはできないので、掲示にあるとおり「心のフィルム」にうつす、のもうまくいかないので、ただそこにはいったときの感覚が残るのみ、です。

でも、観光客として(!)やはり建物の写真はとってしまいます。
教会の外からステンドグラスをとおして、ぼんやりとむこうがわを撮っていました。
ステンドグラスはもともとのゆがみもあり、さらに塵などでくもっていることもあり、こんなふうにぼんやりにじみます。

先週、ようやく熊本にもきた映画『キャロル』を見てきたのですが、映画のなかでのガラスはこんなふうにいつもくもっていました。
行く先のわからないなか、くもったガラスの内側ですごす彼女たち。
冒頭、というか最後、というか雨が降り出したときに乗ったタクシーのガラスのくもりが雨で落ちてゆく。
それが彼女の気もちと重なる、というと簡単すぎるのかもしれません。

くもったガラスをとおしてみる外の光はやわらかく滲んできれい。
そして、外からみるとくもったガラスも教会の内側ではただただきれいであたたかな光をみせてくれます。
くもりの内側でむきあい、すごす。そして最初からきまっていたものにたどりつきます。


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はー、それにしてもやはりケイト・ブランシェット、素敵でした。

大工のしごと

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神戸にモランディ展を見に行ったときに、もうひとつ、以前から興味のあった竹中大工道具館にいってみました。

これが予想以上にexcitingな場所。
縄文時代の石斧からの展示で、しかも複製の石斧ではありますが、実際にそれで木をたおすまでに何度刃を入れ、時間はどれくらいかかるのか、など再現VTRあり。
主な道具についてそれぞれ映像ありで、時間がまったく足りませんでした・・・。
墨壺で線をひいたり、コンパスと定規で作図体験なども。

写真は、床にかかれていた「唐招提寺金堂組物原寸図」。
「図面ではわかりにくい細部の納まりは、実物大の原寸図を書くことで確かめる」のだそう。
宮大工の棟梁の書いた図面も展示されていましたが、その複雑さと整然としていることに興奮。

道具が進化すること、それによって当時最新の建築がつくられたこと、そのためにまた道具が進化したこと。
仕事ときちんと結びついている道具、には魅せられます。

中国や西洋の大工道具の展示もありました。
(中国で使われている道具のひとつに「活尺」という可動式の定規があり、「活字」の「活」と同じだなと思ったり。というのも、前から「活字」ということばがいいなと思っていて(もし今、たとえば日本で英語から訳していたらこうなったか?)、「活版」、カッパンという響きがとても魅力的だと思っていたのでした。「活」という漢字の使われ方に納得。)

今、企画展では「船大工 三陸の海と磯船」!

先日、長崎の上五島にいって明治から大正のたくさんの教会を見てきました。
日本の大工が建てた教会なのですが、リヴ・ヴォールトの天井の曲線部分などとってもきれい。
もちろん、西洋の設計技術に基づいているのですが、なぜそのようなものをつくれたのかについては、五島は島ですから、船大工の技術がいかされたのでは、と『鉄川与助の教会建築』という本にありました。とくにそのような記録は残っていないそうですが、木材にカーブをつけ、すきまなどないように仕上げる仕事、確かにそうかもしれません。

竹中大工道具館で定期的に開催されているセミナー、次は
「船のかたち ヨーロッパと日本の造船技術の違いについて」。
おもしろそう・・・。

大工さん、って私が小学生のころ、なりたい職業で上位にはいってましたけど、その気もちがよくわかります。

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これはかんなの形の入場券。
フィリップ・ワイズベッカーさんが、イラストをてがけていることを今回初めて知りました。

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一筆箋も思わず購入。
図録ももちろん。ひらいたときに、おさえていなくても平らになる製本で、やはり仕事(?)がしやすくなっている!と思ったのでした。


キギエム



先週、ギエムをみにいったとき、時間があったのでアルティアムでやっているキギ展を見に行きました。

なにげに見にいったのですが、よかったー!です。

この作品、長崎の二十六聖人に見えて、はっとしました。

そして奥の蝶をみて、初めて、キギさんってD-BROSのひとかと気づく適当な私でした・・・。
奥までいって戻ってくると、他の作品もちがってみえるような。
年明け17日までです。

そして、ギエム。
ナニカよいものをみると、自分の一部、ときには全体がぺろりんと更新されるような感じがします。
しかし、このひとのボレロは、なんだか世界まるごと更新されるような。

最後にみられて、よかったです。この演目やってくれて、やさしい人だ・・・。
はじめてみた「TWO」もすばらしく。

今日はテレビ東京ではボレロを中継するのだそうですね。
ボレロが終わると同時に年が終わるなんて。来年、ぺろりんと良い年になりますように・・・。




まだその場所にいる黒 井川淳子写真展

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@ギャルリーワッツ
http://www.wa2.jp

2015.12.14(月)-19(土) 12:00-19:00 最終日17:00

残り少ないですが、ぜひ!

プロフィール

sayaka

Author:sayaka
星の
かわりに
夜ごと、ことばに灯がともる
(ウンベルト・サバ 須賀敦子訳)

ことば+アルファベット+妄想。

カリグラフィーをしています。

町の写字室管理人

@scriptorium303

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