FC2ブログ

コトバ綴ジ

Category : 製本

花ぎれを編む

先日、スタヂオポンテで花ぎれを編むワークショップがあり、いそいそと出かけてきました。
ずっとやってみたくて、ようやく実現。

hanagire1.jpg

古い糸綴じの本を2冊持っていきました。
まず表紙をはずす(この作業はいつも心が痛みます)のですが、この本、背の寒冷紗の部分には古い本のページが使われていました。発刊は昭和27年ですが、まだ物不足だったのか、それともお金のかけられない本だったのか。

hanagire2.jpg

花布を編む、のはその過程を写真で撮る余裕もなく。
この本をはさむ道具が、ひとつだけだったため、最初はひざではさんでやったのですが、やはりがっちりはさんでやったほうがうまくいくようです。

hanagire3.jpg

これが花布編み二回目。一度目より糸もぴんと張り、折丁のなかから糸を出す位置もほぼ同じ位置に。2冊持っていったので、それぞれ上下やって計4回。
編む際の芯の部分も麻ひもと和紙でつくりました。
一度やり方がつかめると、編んでいくのはとても心地よく。
「こういう作業をすると、楽しくてアドレナリンが出る」と言ったら笑われましたが・・・。

それからすでにひとつき近く。
ノートにはとりましたが、それもアヤシく、4度やったくらいでは、もう再現できないかも。

今回はすでに綴じてある本を使いましたが、次は中身も自分で用意して花ぎれを編んでみなくては。

スポンサーサイト



ウルフ好き

woolf 003

ロンドンで泊めてもらっていたカリグラ師匠に誘われ、Designer Bookbindersのレクチャーを聴きにでかけました。

おふたり発表されたのですが・・・


「この人に製本頼んでみたい!」


と初めて思うお方に出会ってしまいました・・・。

Annette Friedrichさん。ドイツで製本の勉強をされて、今はイギリスで活動されているということ。
自分の製本を、囲碁やサッカーのような「game」の性質と関連させる、おもしろい語り口や、元気な女子!ということも好きだったのですが、
なんといっても彼女のモダンで軽やかな色づかい+パターン模様、にとりこになってしまいました・・・。
静かに講演をききながらも、気持ちはハイテンション。

講演後、ついその興奮を話してしまった主催者の人や、師匠にうながされ、ご本人とちょっとお話。
製本を依頼できるのか、費用はだいたいどれくらいなのか(いきなり訊いて失礼だったかも・・・)、
ちょっときいてみましたが、その本や、どんなデザインになるかもあるし・・・
といった調子で、あまりはっきりしたお返事なし。
というより、突然、旅行の途中で来ただけの外国人にそんなこときかれて、とまどっているご様子。
まあ、それも仕方ないか、と思っていたのですが・・・

私が彼女に頼みたいと思った、もうひとつの、そしていちばん重要な理由を伝えると

「それならぜひやってみたい!」

と反応ががらりと変わりました。
その理由、それは、

ヴァージニア・ウルフが好き、

ということ。
彼女の作品の中に、ヴァージニア・ウルフの本を使ったものが何冊かあったのです。
ヘイオンワイにいって、ウルフの本を買ってきていたことを伝えると
「彼女の本なら!」
と。製本家の人も、やっぱり好きな作家だと制作意欲がわくのですね。
それにしてもすんごい変わりようだった・・・(苦笑)。

最初に話している時に、デザインも値段も彼女を信頼(trust)して依頼してもらわないといけない、と何度も何度もいっていた彼女。
「信頼」。
同じ作家が好き、ということは信頼するのに十分な理由になる。

結局、連絡先をきいただけで、そのままになってます・・・。
貴重な本でもないし、値段がまったく予想がつかない・・・。
もう、忘れてるだろうなあ。

彼女の作品はこちらのサイトから見ることができます。「Annette Friedrich」をクリック。
この日きいた講演の内容も、今トップにある「This might be an introduction」に載っています。
私が気に入ったデザインいくつか・・・とかとかとかとか・・・。


「紙のしごと」展

kaminoshigotodm.jpg以前、製本を教えていただいた()ツヴィリンゲの寺園さんから東京での素敵な展示の案内が届きました!

初めてお会いしたときに、名刺をいただいたのですが、それが「クライスターパピア」というツヴィリンゲさんたちがつくっている染め紙を使ったものでした。この案内の写真、星形のかざりのバック、レースでかたどられた模様の紙も、そのひとつです。。色づかいも模様もみたことのないものでした。

こうやって一枚一枚染めた紙、そしてその紙をつくってひとつひとつつくられるもの。
すべて丁寧であったかい手のおしごと。

25日の日曜日には展示ギャラリーの近くの、いつもツヴィリンゲさんの商品をおいてらっしゃるお店で実演もあるそうです!
わたしは遠くていけなくて残念・・・。

そして、今回販売されるカレンダーの数字は、ZwillingeさんのLogoの文字を書いた、カリグラファーのmojitor-hさんが365日分書いてらっしゃいます!
かっこよくて繊細で誰にも書けない文字をかくmojitor-hさん。どんなふうにあの素敵な数字がならんでいるんでしょう・・・。丁寧な手のしごとのコラボ、こちらも楽しみです。あ~、いきたいなあ・・・。


ぜひぜひお出かけくださいね。

会場:ギャラリーfeve 
日時:2009年10月24日(土)から31日(土) 28日(水)はお休み 
    12時~19時(最終日は17時半まで)

製本ワークショップ

zwiws1.jpg zwiws2.jpg

1月11日にZwillingeの寺園直子さんの製本ワークショップにいってきました。
11月のブックオカ期間中にもWSがあったのですが、申込者多数のためそのときは受けられず・・・。受講できなかった人が多かったために、再度開催の連絡!今回受けることができました!せっかく熊本からでかけるので、2つとも。

まずは交差式ルリユール。表と裏の表紙が交差しているのでこう呼ばれるようですが、綴じるときにひとつ下の折丁を綴じた糸にくぐらせていくので、背の部分の糸もクロスしてます。

zwiws12.jpg

右側は背の糸が見えてアクセントに。左側綴じ糸は隠してしまって、互いの表紙に交差している紙の色が3つの正方形の窓になってみえるデザイン。どちらも素敵。色も。

実は製本家のひとにならうのは初めて。たくさんの折丁を糸で綴じていくのは自分で本を見ながらやったことはありましたが、糸のひっぱり具合など、やはりならってみて初めてわかることがたくさん。長さを測るときの定規や目打ちの使い方なども。

zwiws8.jpg
細かいところまで気を配るのがプロのわざ。
最後に、天地にみえている綴じ糸の間隔を均等にして完成!


追伸

sakaieri.jpg
 昨日のブログで『ワープロで私家版づくり』を参考につくったと書きました。
今日図書館で『デジタル技術と手製本』という本をみました。栃折久美子さんのお弟子さんの坂井えりさんという方が書かれたもので、中身の編集はワープロからPCにかわっています。製本は、私のした一本針かがり、布装厚表紙のみですが、道具そのものにその使い方、そして作り方の説明がかなり詳しくて、図も豊富。初心者のかゆいところに手を届けてくれてます。

サイズが文庫本サイズで小さいのと、開きにくいので見ながらつくるのにちょい不便そうですが、角背、布装厚表紙をつくるなら、とってもオススメです。

プロフィール

sayaka

Author:sayaka
星の
かわりに
夜ごと、ことばに灯がともる
(ウンベルト・サバ 須賀敦子訳)

ことば+アルファベット+妄想。

カリグラフィーをしています。

町の写字室管理人

@scriptorium303

最新記事

カレンダー

09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新コメント

カテゴリ

ユーザータグ

リンク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ

検索フォーム

QRコード

QRコード

Top